15 図書室で会う 

図書室でにゃん一郎くんと会った
ピアノのレッスンの帰りなんだって
今日はカバンを二つさげていた
ハミングしていたのは、練習してきた曲だろう

ピアノの先生は猫のキャンディ先生
図書室から少し先に家がある
きれいなグレーの毛、灰緑の大きな目
ピアノと歌が上手な先生だ
にゃん一郎くんは小さいころからキャンディ先生にピアノを習っている
うまくなった今も、週に1回レッスンに通う

音をよくきくこと
テンポに気をつけること
そして表情豊かな音楽をつくりあげること
どれも難しいんだけどね
でも、ピアノを弾くのは大好きなんだ
だって楽しいんだもの

一緒に本を見てまわる
ぼくは『神様』という本を借りる
クマと川に散歩にでかける話だ
にゃん一郎くんはアンデルセンの『絵のない絵本』と、迷いに迷って『あなたのなかのDNA』という本を借りた
しーちゃんのお姉ちゃんが、よかったら見てねって図書室新聞をくれた

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