47 干しぶどう

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雲が暗くなって、風が吹き始めた
夕立がくるぞってコーヒーゼリーさんがいそいでいる。雷の音が遠くできこえてきて、さらに早足になった
実は雷が苦手らしい

ぼくも家にもどって洗濯ものを取り込む。一緒に、干していたぶどうも入れる
ぶどうは干して3日たった。紫色だったかわいい粒は、茶色でしわしわになってきた

くつ下を干すまるい洗濯ハンガーにデラウェアをさげたんだ
1枝10粒ぐらいを糸で結んで長くして、縦に5つ6つつなげてハンガーの洗濯ばさみにつけた
風が吹くと、みんな少しずつ揺れる
ざるに広げるよりなんだか楽しそうなのよって、まりくちゃんが教えてくれた
できあがったら散歩に持っていこう

このごろは暑いから、夕方遅くか夜、棒パンと海まで行く
月が大きくなるときは、空は白く光って明るい
夜の海は、昼より波の音が大きくきこえる
ざーん  ざーん
ざーん  ざーん
繰り返す波の音を数えて、歌をうたったり(上を向いて歩こう)、砂浜にひっくりかえったりするんだ。砂はまだ昼の暑さを覚えていて、すごく気持ちがいい